住友化学は総合科学メーカーの中でも国内売り上げ2位の実績を誇ります。
総合科学メーカーはホワイトな会社が多く、その中でも住友化学は有給取得平均が高く、平均年収950万円以上(平均41歳)とかなり優良企業です。
・総合科学メーカーに魅力を感じている
・就活、転職で住友化学を受けようか悩んでる
そんな、就活生・転職活動中の方に向けて「簡単にわかりやすく企業研究」できる様に情報をまとめました。
国内売り上げ2位の総合科学メーカー。グローバル展開が進んでいて、石油化学事業は海外注力。車載向けリチウムイオン電池のセパレーターは世界でも首位。農薬事業は国内1位。
以下の記事では現役研究職の筆者が「実体験を基におすすめの転職エージェント」を紹介しています。転職にお悩みの方は是非参考にしてみて下さい。
化学系おすすめ転職エージェント・サイト7選|徹底比較
私自身も利用した、最もおすすめの転職エージェントは以下の2社です!
■院卒者(修士・博士)専門のスペシャリスト向け
アカリクキャリア
→研究職に特化した専門の転職エージェントです。
■転職後の定着率97.%
マイナビメーカーAGENT
→メーカー専門、技術職に特化したエージェントです。
住友化学の概要
企業情報
会社名 | 住友化学株式会社 (SUMITOMO CHEMICAL COMPANY, LIMITED) |
---|---|
創業 | 1913年9月22日 |
営業開始 | 1915年10月4日 |
設立 | 1925年6月1日 |
本社所在地 | (東京)〒103-6020 東京都中央区日本橋2丁目7番1号 東京日本橋タワー(総合受付:7階) (大阪)〒541-8550 大阪市中央区北浜4丁目5番33号 住友ビル |
代表者 | 代表取締役社長 社長執行役員 岩田 圭一 |
資本金 | 89,810百万円 (2022年7月22日現在) |
決算期 | 3月31日 |
事業部門 | エッセンシャルケミカルズ部門、エネルギー・機能材料部門、情報電子化学部門、健康・農業関連事業部門、医薬品部門、その他 |
従業員数 | 単体 6,488名 (2022年3月31日現在) 連結 34,703名 (2022年3月31日現在) |
連結子会社数 | 210社 (2022年3月31日現在) |
採用情報
2022年度時の情報を示しました。上述した通り、総合科学メーカーの中でも平均年収が高く、有給取得日数が多いです。
業界の中でもホワイト企業であり非常に魅力的な企業です。
採用人数(修士・大卒) | 106人 |
有給取得年平均 | 14日 |
平均年収(平均41歳) | 970万円 |
残業(月平均) | 20時間 |
初任給 | 博士 296,000円 修士 257,100円 大卒 234,800円 |
企業理念
住友化学は、400年近くの歴史を持つ「住友家」の事業を根源としています。
住友の事業精神は「自利利他 公私一如(じりりたこうしいちにょ)」。「住友の事業は、住友自身を利するとともに、国家を利し、かつ社会を利するものでなければならない」という意味になります。
この事業精神を継承し、住友化学は以下の3つの経営理念を掲げています。
- 1. 技術を基盤とした新しい価値の創造に常に挑戦します。
- 2. 事業活動を通じて人類社会の発展に貢献します。
- 3. 活力にあふれ社会から信頼される企業風土を醸成します。
グローバルへの展開
住友化学は早期からグローバル展開を進めてきたメーカーです。
1971年に、シンガポール政府から協力要請を受けたことをきっかけに始まった「シンガポール石油化学プロジェクト」。1984年に本格操業を開始しています。
また、1988年はアメリカにベーラントU.S.A社を設立、世界最大の農薬市場に参入。こうしたグローバル化への積極的な取組から、海外には75拠点有り、住友グループの海外売り上げ比率は6割以上にまで及んでいます。
住友化学の事業内容
住友グループの全体像
住友化学は総合メーカーであり、非常に幅広い分野に貢献しています。5つの部門を柱としており、その部門は以下の通りです。
- エッセンシャルケミカルズ
- エネルギー・機能材料
- 情報電子化学
- 健康・農業関連事業
- 医薬品
収益の柱の1つである農薬は国内最大手であり、海外展開を拡大しています。また、自動車関連についてはリチウムイオン電池用のセパレータは世界でも上位。
サステナブルな社会の実現に向け、環境負荷低減、ヘルスケア、食料、ICTを中心に注力しています。
以下に住友グループの売り上げ収益の内訳を示しました。
エッセンシャルケミカルズ
主な事業は以下の3つです。
- ポリオレフィン事業
- メタアクリル事業
- ライセンス・触媒事業
製造拠点は日本・サウジアラビア・シンガポールに拠点があります。
それぞれの拠点の強みを活かして、ポリエチレン、ポリプロピレン、メタクリル樹脂などの合成樹脂。合成繊維原料、各種工業製品を提供しています。
Tips
各樹脂の使用用途など確認したい方は以下のリンクをチェック。
エネルギー・機能材料部門
主に以下の4つの事業に分かれます。
- 機能樹脂事業
- 化成品事業
- 無機材料事業
- 電池部材事業
省エネルギー製品に利用されるアルミナ等無機材料や高性能な高分子添加剤。
また、電子部品・次世代自動車に用いられるスーパーエンジニアリングプラスチックスや、リチウムイオン電池用の部材等を製造。
環境負荷低減や省資源・省エネルギーに貢献する機能化学品について幅広く展開しています。。
情報電子化学
- 半導体材料事業
液晶や有機ELのディスプレイに使われる光学機能性フィルム、タッチセンサーパネル、カラーレジスト、高分子有機EL材料等。半導体製造の工程で使用されるフォトレジストや高純度薬品。
そして通信端末のアンテナスイッチなどに使われる化合物半 導体材料。IoT時代を支える製品を幅広く展開しています。
健康・農業関連事業
- 農業関連事業
- 生活環境事業
- 飼料添加物事業
- 医薬化学品事業
農作物の安定的な供給、世界の人口増加に対応するための食糧増産、感染症の まんえん防止、衛生的で健康な生活の実現などへの貢献目指し、農薬や肥料、飼料添加物の製造・販売。
更に、家庭用殺虫剤、感染症対策製品、医薬品原薬・中間体なども展開しています。
医薬品部門
- 医療用医薬品
- 診断用医薬品
- CDMO(製法開発・製造受託)事業
住友化学は、日本で初めて有機合成技術を基盤とした、合成医薬品を製造しました。
現在は住友ファーマ株式会社が医療用医薬品事業を中心とし、日本メジフィジックス株式会社が放射性医薬品事業を中心。この両社を軸に事業を展開しています。
コメント