【3分で企業研究】昭和電工ってどんな会社?気になる年収・採用について

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昭和電工は国内有数の総合化学メーカーです。

平均年収1,000万円超えの、非常に魅力の高いホワイト企業です。

・総合科学メーカーに魅力を感じている

・就活、転職で昭和電工を受けようか悩んでる

そんな、就活生・転職活動中の方に向けて「簡単にわかりやすく企業研究」できる様に情報をまとめました。

昭和電工のここがポイント

エチレンなどの基礎化学品をはじめ、半導体材料・リチウムイオン電池材料など幅広い分野に展開。2020年に日立化成を買収したことで機能性化学材料を強化。電気炉に使用される黒鉛電極は世界1位。半導体製造のための高純度ガスや研磨材料が成長を後押ししています。

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昭和電工の概要

昭和電工の会社情報

昭和電工の基本的な会社情報を以下に示しました。

社名昭和電工株式会社
創立年月日1939(昭和14)年6月
本社〒105-8518 東京都港区芝大門1-13-9
代表者代表取締役社長 髙橋 秀仁
資本金182,146百万円(2022年6月30日現在)
従業員26,295人

昭和電工の採用情報

上述した通り、昭和電工は平均年収1,000万円超えの魅力的な企業です。有給取得日数も高く、残業も少なめで、非常にホワイトな企業です。

採用人数(修士・大卒)49人
有給取得年平均13.9日
平均年収(平均41歳)1,001万円
残業(月平均)15.7時間
初任給(博士)308,000円
初任給(修士)250,100円
初任給(大卒)230,000円

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昭和電工の事業

昭和電工はエチレンなどの基礎化学品をはじめ、半導体材料・リチウムイオン電池材料など幅広い分野に展開しています。

メリハリのある経営資源配分とポートフォリの継続的見直し・入れ替えによる効果を示すために、2022年から新たな開示セグメントの変更を行いました。

半導体・電子材料

出典:昭和電工 統合報告書2022
  • 半導体材料(前工程・後工程)
  • デバイスソリューション(HD、SiC)

半導体需要は社会のデジタル化加速により、今後も堅調に成長すると見込まれています。

昭和電工の半導体・電子材料セグメントでは、半導体製造の前工程・後工程を広くカバーする製品を提供することで、競争力のある事業展開を進めています。

また、昭和電工は次世代のパワー半導体材料であるSiC(炭化ケイ素)エピタキシャルウェハー、ハードディスクなどを提供しています。

SiCパワー半導体は従来のSi(シリコン)製パワー半導体と比較し、耐高温・耐高電圧・大電流特性に優れるため、省エネルギー・高効率・小型化を実現することができます。

そのため、SiCパワー半導体は電気自動車・鉄道・産業機器など急激に需要が拡大してきています。

モビリティセグメント

出典:昭和電工 統合報告書2022
  • 自動車部品
  • リチウムイオン電池材料

現在、モビリティ市場は大きな変革期に直面しています。カーボンニュートラルなどの実現に向け、CO2を削減できる電気自動車(EV)需要が高まっています。

昭和電工ではEV車向けにリチウムイオン電池の正負極用の導電助剤などを展開しています。

また、自動車の軽量化や小型化が進む中で、ニッチ市場をターゲットに展開。デザイン性が高く、軽量な樹脂バックドアなどを手掛けています。

イノベーション材料

出典:昭和電工 統合報告書2022
  • セラミックス
  • 機能性化学品
  • アルミ機能部材
  • コーティング材料

昭和電工のイノベーション材料セグメントでは、コア成長事業・安定収益事業・次世代事業におけるイノベーション・競争力強化を支える技術プラットフォーム事業です。

電気絶縁ワニスの中でも、耐久性が高い、ポリアミドイミド・ポリイミド樹脂製は国内でトップを誇ります。世界でも高いシェアを持っています。

ケミカル

出典:昭和電工 統合報告書2022
  • 石油化学
  • 化学品
  • 黒鉛電極

オレフィンや有機化学品、基礎化学品、産業ガス、黒鉛電極など、市場で高い競争力・シェアを持つ製品を取り扱っています。

黒鉛電極は鉄スクラップを溶融し鉄鋼を生産する電気炉に使用されます。市況により左右する事業ではありますが、昭和電工の黒鉛電極は世界No1を誇ります。世界6カ国に生産拠点があり、欧米・米国・アジア各地域で地産地消を可能にしています。

その他のセグメント

再生医療等製品の製法開発・受託製造や、体外診断用医薬品の製造・販売などを行っています。

環境への取り組み

カーボンニュートラルへの取り組み

昭和電工は日本製鉄と共創し、革命的な分離剤による低濃度CO2分離システムの開発を進めています。

工業排ガスなどに含まれている低圧・低濃度のCO2を低コストで分離回収するための技術です。また、回収したCO2を原料にして、化学品を製造する技術検証も進めています。

ケミカルリサイクル事業の推進

昭和電工の川崎事業所では「プラスチックケミカルリサイクル事業」として、使用済みプラスチックから原料水素を取り出して、アンモニアを生産しています。

また、取り出した水素をホテルの燃料電池に供給するなど、様々な実証を進めています。

2022年に1月に、リサイクル量が累計で100万トンに達しました。

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