化学系を専攻している大学院生の方!
・研究内容ってどうやって書けば良いの?
・書く上での注意事項とかあるのかな?
こんなお悩みを抱えていませんか?
エントリーシート(ES)に研究内容を記載する際には、いくつか重要なポイントがあります。
企業の人事担当者は、あなたの研究を通じてどのようなスキルや経験を得たか、またその経験がどのように役立つかを知りたがっています。
化学系の大学院で就活経験をした私が「自身の体験を踏まえ・わかりやすく」解説します!
ESの研究内容!書き方
理系大学院生が就職活動を行う際、エントリーシート(ES)に研究内容を記載することは非常に重要ですが、多くの学生がその理由や記述の仕方に悩んでいるのではないでしょうか。
企業がESで研究内容を知りたがる理由とその記述のポイントを解説していきます。
学生の時に何を学んだか
企業は、あなたがどのような経緯で特定の研究に興味を持ち、そのテーマを選んだのかを知りたいと考えています。
また、研究内容に対する質問を通して、学生としてどれだけ真剣に研究に取り組んできたのかを評価します。
企業は学業としての取り組みを通じて、学生がどのような努力をしてきたのかを把握したいと考えています!
取り組みから何を学んだか
企業は、単に研究内容を知りたいだけではありません。
研究を通じて得た経験や学び、たとえば論理的思考力、問題解決能力、コミュニケーションスキルなどにも関心を持っています。
これらは、研究を進める上で自然と身に付く能力であり、企業が求める重要な資質です。
研究を通じて「どのように課題を乗り越えたか」、「何を学んだか」が重要です!
そのため、あなたの研究内容が必ずしも企業の研究とマッチしている必要はありません。
研究内容は簡潔にまとめる
ESに研究内容を記述する際は、企業が知りたい「どのような研究をしているのか」と「その研究で何を学んだのか」に焦点を当てましょう。
簡潔にまとめることができる!と言うことは、それだけ研究に対する理解も深いと言うことです。
社会人になった際も、簡潔に報告できるのは重要なスキルですよ!
ESの研究内容!コツ・ポイント
理系大学院生がエントリーシート(ES)に記述する研究内容は、就職活動の成功において重要な要素です。
企業が研究内容に興味を持つ理由を理解し、それに沿った記述方法を取ることが肝要です。以下のポイントを押さえて、効果的なESを書きましょう。
書式と文字数の基本を押さえる
ES記述における最初のステップは、企業ごとに異なる書式と文字数の規定を守ることです。
多くの企業では、文字数やフォーマットが指定されており、これを守らないと書類が受理されない可能性があります。
一般的には以下の2パターンが多いです。
・ES内の記入欄に記載:400字程度
・研究概要としてESとは別にA4用紙1〜2枚提出:1000字以上
もしも学部生の方で、研究内容がまだ明確でない場合でも、興味のある分野や今後取り組みたいテーマについて記述しましょう。
とりあえず上記の2パターンを完成させれば多くの企業で適用できます!
研究概要の場合は図なども使ってわかりやすく解説しましょう!
明確かつ簡潔な表現を心がける
研究内容は、専門用語を避け、一般にも理解しやすい言葉を使って説明することが重要です。
研究の目的、方法、成果を明確にし、その研究がなぜ重要であるかを簡潔に示しましょう。論理的な流れに沿って記述することで、内容をよりわかりやすく説明することができます。
研究に慣れてしまうと、ついつい専門用語を使っちゃいますよね…
ES記入、面接の時は気をつけなきゃ!
自分の研究内容がわかり辛い?と感じた際は、友人やご両親に確認してもらうのが良いですよ!
面接時の質問に備える
ESでの研究内容は、そのまま面接時の話題や質問の対象になります。
面接官が研究内容に関してどのような質問をする可能性があるかを予想し、それに答えられるよう準備しておくことが賢明です。
特に、研究の応用可能性や技術的な詳細に関する質問に対して、明確かつ自信を持って答えられるようにしましょう。
研究内容が完成したら、どんな質問が来るかを想定できるように、面接練習をしっかりしないといけませんね。
研究過程での学びや成果を強調する
研究内容だけでなく、その過程で得た学びや成果も強調しましょう。
たとえば、特定の問題を解決するためにどのようなアプローチを取ったか、どのような成果が得られたかなど、研究を通じて培った論理的思考力や問題解決能力を示すことができます。
これらのポイントを踏まえて研究内容を記述することで、あなたの専門性や仕事に対する取り組み方を企業に的確に伝えることができるでしょう。
ESの研究内容!書き方の流れ
化学系の大学院生がエントリーシート(ES)に研究概要を記述する際の流れを詳しく解説します。
この流れに沿って研究概要を効果的に記述することで、あなたの専門性や研究への取り組みを企業に的確に伝えることができます。
研究に関する簡単な内容説明
ES記述の出発点として、研究の基本的な内容を簡潔に説明します。
「私は◯◯に関する研究を行っています」という形式で研究テーマを紹介しましょう。
専門用語は避け、研究がどのようなものかを一般的に理解しやすい言葉で説明することが重要です。
研究の背景・目的
続いて、なぜその研究を行う必要があるのか、その研究の背景や目的を説明します。
社会的または学術的な必要性、あなたがそのテーマを選んだ動機を記述します。
例えば、「この研究は◯◯を解決するためにに重要です」といった具体的な背景の説明が効果的です。
なぜその研究をするのか、その研究がどのような課題を解決できるかを説明できるようにしましょう!
自分が学んだり工夫したりしたところ
研究過程でのあなたの取り組み、学んだこと、工夫した点について述べます。
特に、問題解決の過程でどのようなアプローチを取ったか、どのような工夫をしたかを詳しく記述することで、あなたの能力や柔軟性をアピールできます。
研究結果や成果
最後に、研究の結果や成果について記述します。
ここでのポイントは、具体的な成果(例:学会発表、特許申請、学術賞の受賞など)を挙げ、それがどのような意味を持つのかを説明することです。学会での発表や論文掲載がない場合でも、研究の途中経過やこれまでの成果を具体的に述べることが重要です。
この流れに従ってESに研究概要を記述することで、あなたの研究内容とその重要性、そしてあなた自身が企業に何をもたらすことができるのかを明確に伝えることができます。
研究概要の記述は、あなたの学術的な成果だけでなく、個人としての能力や潜在力を示す機会でもあるので、慎重に取り組みましょう。
学会発表や、受賞など「具体的な成果」を書くことができれば印象アップです!
ESの研究内容!注意点・要点
理系大学院生がエントリーシート(ES)に研究概要を記述する際、ただ内容を書くだけでは不十分です。他の就活生と差別化し、より分かりやすく、読みやすい文章を作成するための注意点とコツを紹介します。
注意点とコツとして、以下のことを詳しく紹介します。
語尾は統一する
ESの文章は統一感が重要です。語尾が一貫していないと、読みにくく、不自然な印象を与えます。
一般的には「です・ます調」が推奨され、丁寧で分かりやすい印象を与えます。また、語尾が同じパターンで続くことを避けるために、文のリズムを意識することも大切です。
図やグラフも用いる(書式自由な場合)
研究概要など、書式に自由度がある場合は、図やグラフを活用しましょう。視覚的な要素は、複雑な研究内容を分かりやすく伝える効果があります。
ただし、機密情報の取り扱いには注意が必要です。また、図表は文章と密接に関連していることを確認し、補足的な情報として活用してください。
ポスターにまとめるようなイメージで
研究概要をポスター形式でまとめるようにイメージすると、構成がしやすくなります。
要点を効果的に伝え、読み手の興味を引くのに役立ちます。学会でのポスター発表資料などを参考にすると良いでしょう。
ポスター発表などの資料作りはむしろ皆さんの得意分野ですよね!
わかりやすくまとめるようにしましょう!
専門用語は使わない
今までも、何度も書いていますが、専門用語の多用は避け、一般にも理解しやすい言葉で説明するようにしましょう。
専門外の人にも伝わるように、用語を平易にし、分かりやすい表現を心がけましょう。専門外の友人や家族に読んでもらい、フィードバックをもらうのも良い方法です。
機密情報の取り扱いについて
共同研究などの場合、企業の機密情報を扱うことがあるため、特に注意が必要です。無断での情報共有は避け、必要に応じて共同研究先の許可を得てから記述するようにしましょう。
これらのポイントを踏まえて、研究概要を効果的に伝えることで、あなたの研究の特徴や重要性を際立たせ、印象に残るESを作成することができます。
研究内容は伝わりやすさを心掛ける
エントリーシート(ES)での研究内容の記述は、あなたの学びや経験を企業に伝える重要な機会です。以下のポイントを押さえて、研究内容を効果的に伝えましょう。
- 研究の要点を明確に: 研究の目的と結果を簡潔に説明します。
- 面接での質問を想定: 質問される可能性のある点について事前に考え、答えを用意しておきます。
- 具体的な例を挙げる: 研究で学んだことや取り組んだ内容を具体的な例を交えて記述します。
- 専門用語の使用を避ける: 分かりやすい言葉で表現し、専門外の人にも理解されやすいようにします。
これらのポイントに注意して、研究内容をESに盛り込むことで、読み手に伝わりやすい記述が可能になります。効果的なESを通じて、書類選考の成功につなげましょう。
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