damp / humid / moist /の意味は全部「湿った」だけど何が違うのかな?
英語には日本語訳は同じ意味でも、使い方が異なる単語が数多くあります。
(代表例は「食べる」:have、 eat など)
普段これらの単語をなんとなく使っていないでしょうか?
しかしこれらの違いをしっかり認識し、普段から使い分けを意識していないと英語も上達していきません。
(日本語でも敬語の練習をしないと、いつまでも敬語が話せないのと同じイメージ)
今回は同じ日本語訳でも、ニュアンスが大きく異なる humid / damp / moist の違いについて、アメリカ人の同僚のメイソン(Maoson)と徹底的に議論しましたので、分かりやすく解説していきます!
こういった同じ日本語訳をもつ言葉の違いを理解するには、何よりイメージが最も大事です。
そのため簡単に図解にしたので、まずは以下の図を見てイメージを掴んでください。
まずは30秒でざっくり違いを理解
同じ意味を持つ単語の違いを理解するにはイメージが最も重要です!
文で覚えてもすぐに忘れてしまうので、とにかくどんな場面で使うかをイメージすることを重視しましょう!
今回のdamp / humid / moist も同じ「湿った」という日本語訳になりますが、イメージは全く異なります。
つまり話している人の感情などが大きく異るということで、これらのニュアンスを理解することが大事です。
まずは大まかにそれぞれのイメージを見ていきましょう。
- humid:不快な「湿った」 暑くて湿っているイメージ
日本の夏、梅雨、雨上がり - damp:不快な「湿った」 寒くて湿っているイメージ
地下室や鍾乳洞 - moist:気持ちのよい「湿った」 潤っているイメージ
結晶水などをうって潤っている肌など
このように同じ「湿った」という日本語訳でもその話してのニュアンスが異なることがわかりますね!
英英辞典でより正確に理解 (ロングマン英英辞典)
単語の意味を性格に把握するには英英辞典が最も役にたちます。英英辞典での解説も見ていきましょう!
- damp:slightly wet, often in an unpleasant way
「不快な湿り」に使うことがわかりますね! - humid:hot and damp in an unpleasant way
dampにhotが変わっています。そのため、「暑くて不快な湿り」、まさに日本の夏ですね! - moist:slightly wet, especially in a way that is pleasant or suitable
「快適な湿り」であることがわかりますね!
例文で使い方の違いを理解
humid:日本の夏のような暑くて不快な「湿った」
訳:空気は暑くてじめじめしていた。
解説:暑くて不快な気候であることが連想されます。
訳:日本の夏は暑くてジメジメしている。
解説:これも上と同じで暑くて不快な気候であることが連想されます。moistを使うと、過ごしやすい気候がイメージされます!
damp:日本の夏のような暑くて不快な「湿った」
訳:私は一日じめじめした倉庫で仕事していた。
解説:暗くてじめじめしたような部屋で作業していたイメージです。不快なニュアンスが伝わります。
訳:髪がまだ少し湿ってる。
解説:お風呂上がりに髪を乾かしたけど、まだ乾ききっていないイメージです。トリートメントなどで潤いがある場合はmoistが使われます!
moist:快適、気持ちいいニュアンスの「湿った」
訳:地面を湿らせるために定期的に植物に水をやる。
解説:水を湿らせて植物にとって「快適な湿り」にしているニュアンスですね。
訳:空気は暑くて湿っていた。
解説:海沿いの気持ちの良い湿りが連想されます。
例文はweblio及びロングマン現代英英辞典を参照
まとめ
今回はhumid、damp、moistの違いを確認しました。英語は日本語訳が同じでも意味が異なるものがたくさんあります。是非違いを理解して使いこなせるようになりましょう。
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