rain / rainfall / precipitation の意味は全部「雨」に関係する言葉だけど何が違うのかな?
英語には日本語に訳すと同じ意味でも、使い方が異なる単語が数多くあります。
そして普段これらの単語をなんとなく使っていないでしょうか?
しかしこれらの違いをしっかり認識して、普段から使い分けを意識していないと英語も上達していきません。
(日本語でも敬語の練習をしないと、いつまでも敬語が話せないのと同じ)
今回は同じ日本語訳でも、ニュアンスが大きく異なるrain / rainfall / precipitationの違いについてメイソン(アメリカ人の同僚)と徹底的に議論しました。
世界一分かりやすく解説していきますので、是非参考にしてください!!
まずは30秒でざっくり違いを理解
それでは違いを見ていきましょう!
まず 「rain」 は一般的な「雨」を指します。
外を見て雨が降って場合は、「It is raining.」といいます。
このとき、「It is rainfall.」とはできません。
それでは rainfall とは何でしょうか?
ずばり「降水量」です。つまり「雨の量」のことを指します。
そして precipitation も「降水量」と訳される厄介な英語ですね。
これは、雨だけではなく、雪や雹なども含んだ「降水量」を指します。
つまり、rainfall と precipitaitonの違いは、「雨以外を含むかどうか」というのが違いです。
そのため雪の降った量などには、rainfallは使えず、precipitationを使うことになります。
- rain:一般的な雨
- rainfall:降水量(雨だけ)
- precipitation:降水量(雪なども含む)
このようにいずれも同じ「雨」という言葉でもニュアンスが異なることがわかりますね!
英英辞典でより正確に理解 (ロングマン英英辞典)
単語の意味を性格に把握するには英英辞典が最も役にたちます。英英辞典での解説も見ていきましょう!
- rain:water that falls in small drops from clouds in the sky
一般的な「雨」を示します。 - rainfall:the amount of rain that falls on an area in a particular period of time
rainfallは雨が降った量を示す単語です。まさに「降水量」という日本語が当てはまりますね! - precipitation:rain, snow etc that falls on the ground, or the amount of rain, snow etc that falls
precipitationも基本的に「降水量」と訳されますが、こちらは、「雪や雹など」も含むのが最大の特徴です。
例文で使い方の違いを理解
rain:一般的な雨
訳:雨は更に強くなった。
解説:ここでは雨の量には特に関係なく、客観的に「雨」ということを表現していることが分かります。
rainfall:降水量→雨の「量」に意識がいっているイメージ
訳:長い間雨が少ない。
解説:rainfallを使うことで、「雨の量」というニュアンスになります。そのため、雨がふる機会があっても、すぐ止んだりしているイメージが伝わります。
precipitation:降水量→雪や雹なども含む
訳:少なくとも10日間は雨の予報が出ていない。
解説:この雨も雪も何も降らないことが分かります。降水量の場合、rainfallもprecipitationも同じ意味ですが、天気予報ではprecipitationが良く使われる印象です。
例文はweblio及びロングマン現代英英辞典を参照
まとめ
今回はrain / rainfall / precipitationの違いを確認しました。英語は日本語訳が同じでも意味が異なるものがたくさんあります。是非違いを理解して使いこなせるようになりましょう。
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