「海外のお客さんと打ち合わせがあるけど英語が苦手で憂鬱……」
「昇進するには英語スキルが必要だけど勉強が続かない……」
そんな悩みを抱える化学メーカー技術者の方へ、
この記事では化学メーカー技術者向けの英語勉強法を紹介していきます。
普段化学メーカーで研究開発をしている私が、実際に英語力向上を実感できた方法を紹介していきますので、
「技術者としてさらなる成長や、キャリアアップを目指したい!」
という方はぜひ参考にしてください!
今回紹介するサービスを以下に簡単にまとめています。
TED Talks | HowStuff Works | Native Camp | Google Patent | BBC News | |
---|---|---|---|---|---|
価格 | 無料 | 無料 | 月 5,000-10,000円 | 無料 | 無料 |
対象者 | どなたでも | 中-上級者 | どなたでも | 中-上級者 | 上級者 |
日本語訳 | あり | なし | あり | なし | なし |
音声(動画) | あり | あり | あり | ☓ | あり |
専門性(化学) | ○ | ◎ | ○ | ◎ | △ |
スピーキング | △ | △ | ◎ | △ | △ |
リスニング | ◎ | △ | ◎ | ☓ | ◎ |
リーディング | ○ | ◎ | △ | ◎ | △ |
1. TED talks 最強の英語学習ツール

第1位は「TED」で言わずと知れた、最も有名な英語学習ツールです。
TED(Technology Entertainment Design)は米国に本部を置く非営利団体で、大規模な世界的講演会「TED カンファレンス(Conference)」を毎年開催。
ビル・ゲイツやイーロン・マスクなどの著名人も多数講演しており、英語の勉強ツールとしても大変人気。
TEDでは、例えばビル・ゲイツ氏の講演などがあり、実際の講演やプレゼンテーションを用いて英語学習することができます。
そしてこのTEDを一番にオススメする理由は以下のものです。
- 日本語訳がある。
- プレゼンテーションや講演のため、ビジネスレベルの英語が学べる。
そして動画の本数は4100以上あり、テクノロジー関係でも数百本以上のあります。
そのため自分の興味ある分野や動画での勉強ができます。
またプレゼンテーションに適した英語表現なども学べるため、海外顧客とやり取りの多い方にもとても適していると言えます。
2. HowStuffWorks 科学英語を楽しく学べるサイト
第2位は「HowStuffWorks」です。

これはその名前の通り、how stuff works(=物の仕組み)を説明したサイトです。
分野としてはHealth、Science、Home & Garden、Auto、Tech、Culture、Money、Lifestyle、Entertainment、Adventure、Animalsのようにカテゴリ分けされています。
その中でも特に科学系の内容が充実しており、自分の興味のある記事から英語を学べるのが特徴です。
例えば私の専門分野に関するものでは、以下のようなグラフェンの記事があります。

また科学以外の記事でも「缶切りを使わずに缶を開ける5つの方法(5 Ways to Open a Can Without a Can Opener)」などの面白い記事も多く掲載されています。
さらにYoutubeやPodcastでの学習教材を提供しており、リスニング力なども含めて、楽しみながら理系の英語を学べる工夫がされています、
例えば先程の「缶切りを使わずに缶を開ける5つの方法」についても以下のように動画になっており、いろいろな角度から学ぶことができます。
こういった記事や動画が定期的に更新され、数も1000以上あるため毎日継続して学習するには適していると言えます。
3. ネイティブキャンプ(オンライン英会話)
スピーキング能力含めて英語の総合力を身につけるためにはオンライン英会話が最適です。
私も様々なオンライン英会話を試してきましたが、その中でも最もオススメなサービスはネイティブキャンプです。

このネイティブキャンプの最大の特徴は大きく2つあります。
まず1つ目が、月額6,480円という低価格で回数無制限という点です。
一般的なオンライン英会話は一日一回で25分が一般的です。
そのため土日などは物足りなく、なかなか向上を見込めません。
一方ネイティブキャンプは無制限のため、極端に言えば一日中英会話ができます。そのため圧倒的に英会話が身につくまでの時間が短くなり、コスパも最高です。
そしてもう一点が、いつでもどこでも予約不要な「今すぐレッスン(※)」という機能です。
一般的なオンライン英会話では、特定の時間に予約をしますが、ネイティブキャンプでは待機中の講師を選択してすぐに始めることができます。
そのため、やる気になったその瞬間に始めることができるというのが大変おおきなメリットです。
私の場合は2時間後に予約すると、始める直前に「やっぱりめんどくさいな・・・明日から頑張ろう」といってキャンセルすることもありました。
しかし即刻始められたらこんなこともなくなるので、本当に継続しやすいサービスだと実感しています。
とにかくアウトプットの量を増やして英語力を高めたいという方にはネイティブキャンプはとてもおすすめです。
4. Google Patetns
技術者の方なら知ってる方も多いと思いますが、次のオススメは「Google Patents」です。

「Google Patents」ではGoogle検索と要領で、英語で書かれた特許を検索し無料で読むことができます。
自分の専門分野の特許を読むことで英語の勉強+専門領域の知識習得ができます。
また学ぶ英語が自分の専門領域になるので、普段の業務に直結した英語が学ぶことができるため大変効率的です。
例えば私の専門の「Catalyst (触媒)」で検索すると、以下のような検索結果が出てきます。

こういった中から自分の専門領域の特許を読むことで、継続的に英語学習+専門知識の向上ができるので、大変オススメです。
5. BBC News

イギリスの報道番組「BBC News」のアプリ版です。
世界でも有名な報道番組だけあって、科学技術を含む様々なトピックが豊富に揃えられています。
自分の興味のあるトピックを「My News」に登録すればアプリを開いてすぐ閲覧できるため、リスニングの勉強をしやすいのが特徴です。
しかしBBC Newsはあくまでも上級者向けで、ひたすら英語を聞いてインプットにしたい人に適しています。
報道番組なため英語のスピードが早く、日本語の字幕も用意されていないため、難しいと感じたら他の学習をおすすめします。
まとめ
本記事では、技術者に向けた英語学習法を紹介しました。
英語力を総合的に底上げしていくことで、海外顧客とのビジネスや昇進などのチャンスも多くなってくると思っています。
今回ご紹介した勉強方法を活用して、ぜひ英語力を高めてみてください。
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