【技術職の転職】大企業の技術職はつまらない?大手メーカー技術職は勝ち組なのか

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「大企業の技術職は本当に面白くない?」や「大手メーカーでの仕事のやりがいは何?」のような疑問をお持ちの方も多いことでしょう。

今回の記事では、大企業の技術職におけるメリットとデメリットについて詳しく掘り下げます。

実際に中小企業から、大手技術職に転職した私が、大手企業で働くことの実際の魅力や、場合によっては直面するかもしれない課題について、具体的な視点から解説していきます。

この記事を書いた人

中堅化学メーカーで製造・研究開発・営業を経験。営業期間が長く、研究開発に戻りたいという思いから転職活動を開始。業界最大手の化学メーカーへ転職し、年収300万以上アップに成功しました。実体験を基にキャリアアップに関わる情報を発信。

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大手の業技術職で働くメリット

大企業の技術職には多くのメリットがあります。ここでは、その主なポイントを紹介します。

  1. 福利厚生が充実:大企業では社員の福利厚生が手厚く、さまざまな支援やサービスが利用できます。
  2. 年収が高い傾向にある:技術職でも大企業では高水準の年収が期待できます。
  3. 定期的な昇給が見込める:安定した給与体系の下で、定期的な昇給があります。
  4. 労働組合の存在:強力な労働組合が働きやすい環境を支えています。
  5. 長期の育児休暇:家族を持つ社員にも優しい、長期の育児休暇が取得可能です。

これらは、大企業で技術職に就く際に考慮すべき、魅力的な要素と言えるでしょう。

福利厚生が充実

福利厚生の充実度は、就職先を選ぶ際の重要な要素の一つです。特に大企業では福利厚生が手厚く、住宅関連の支援が充実していることが多いです。

  • 社宅や独身寮の提供:社員には社宅や独身寮が提供されることがあり、これは住居費の大幅な節約につながります。
  • 家賃補助制度:毎月の家賃補助があると、特に都心部での生活費の負担が軽減されます。
  • 企業ごとの負担方法:住宅関連の支援内容は企業によって異なるため、企業研究をする際にはこれらの点を確認することが重要です。

見かけの年収が同じでも、住宅補助があることで実質的な手取りが100万円以上アップすることもあります。このため、福利厚生の内容は給与とともに、就職先選びの大きなポイントとなります。

年収が高い

大企業では、中小企業やベンチャー企業に比べて、従業員に支払われる年収が一般的に高いです。これは、大企業が利益を生み出す強固なビジネスモデルを持ち、高額な給与を支払うだけの財務的な強さを有しているためです。

就職先を選ぶ際には、B to B(企業対企業)のビジネスモデルを持つ企業に注目することも大切です。これらの企業は一般に知名度が低いことが多いですが、労働環境が良く、ホワイト企業としての条件を満たしている場合が多いです。

こうした企業は、安定したビジネスとバランスの取れた労働環境を提供し、従業員にとって魅力的な就業先となる可能性が高いです。そのため、大企業の中でも特に、B to Bのビジネスモデルを持つ企業は、就職活動の際の有力な選択肢の一つと言えるでしょう。

運が良かったこともありますが、私自身も、中小から大企業に転職することで、年収を300万円以上アップすることができました。働く上で給料が高いのはシンプルにモチベーションが上がります。

定期的な昇給が見込める

大企業での働き方の一つの大きなメリットは、定期的な昇給が期待できることです。多くの大企業では年功序列の給与システムが採用されており、年齢や勤続年数に応じて給与が上昇する構造になっています。

このシステムにより、たとえ役職が変わらなくても、勤務年数が長くなるにつれて給与が増えるため、長期的なキャリアパスを計画しやすくなります。これは、特に安定した収入を重視する方にとって大きな魅力となります。

一方で、中小企業やベンチャー企業では、定期的な昇給がなく、採用時の年収から変動がないこともあります。このため、職場を選ぶ際には、給与システムについてもしっかりと確認し、自分のキャリアやライフスタイルに合った選択をすることが重要です。

労働組合の存在

大企業での勤務のもう一つのメリットは、労働組合の存在です。多くの大企業では労働組合が組織されており、これが労働条件の改善や悪化の防止に大きく寄与しています。

労働組合の存在により、待遇の改善や労働条件の交渉が行われ、働く従業員の権利が守られます。その結果、一般的に労働組合のある企業は働きやすい環境が提供されています。

例えば、休日出勤の際には適切な手当が支払われるなど、勤務体系の管理が徹底されていることが多く、これは従業員にとって大きなメリットです。このような体制は、従業員の働く環境を保護し、より充実した労働生活を実現するのに寄与しています。

長期の育児休暇

大企業に勤めるもう一つの大きな利点は、長期の育児休暇が充実していることです。多くの大企業では、少なくとも1年間の育児休暇を提供し、場合によっては最大3年間まで取得できる企業もあります。

この育児休暇制度は、女性従業員だけでなく男性従業員にも適用されることが増えており、大企業は男性の育休取得を推進する方針を取っています。これにより、家庭と仕事の両立を支援し、従業員のワークライフバランスを促進する環境が整っています。

このような育児休暇制度は、特に家族を持つ従業員にとって、大きな安心感と支援を提供するものです。働きながら家族を大切にする文化が、大企業における重要な価値となっています。

大手の技術職のデメリット

大企業の技術職で働く際のデメリットもいくつかあります。主なものを以下に挙げます。

  1. 転勤が多い:大企業では全国規模、場合によっては国際的な事業展開を行っているため、転勤の可能性が高くなります。これは家族や個人の生活に大きな影響を与えることがあります。
  2. ジョブローテーションによる専門性の希薄化:大企業ではジョブローテーションが一般的であり、異なる部署や職種を経験することが多いです。これにより、専門性を深めることが難しくなる可能性があります。

これらの点を考慮して、大企業での技術職を目指すかどうかを検討することが重要です。

転勤が多い

大企業での技術職には転勤の多さというデメリットも存在します。多くの従業員を抱える大企業では、国内外を問わず転勤が頻繁に行われることがあります。

特に現代の共働きが一般的な状況では、転勤が命じられるとパートナーが職を辞める必要が出てくることもあります。このため、世帯年収を考慮すると、転勤の少ない中小企業での共働きが経済的に有利になる可能性があります。

ただし、大企業の中には転勤のない、あるいは転勤が少ない企業も存在します。転職を考える際には、こうした企業を選択肢として検討することが、バランスの取れた職業生活を送るための一つの方法です。この記事では、転勤の少ない大企業についても詳しくまとめていますので、ぜひ参考にしてみてください。

ジョブローテーションによる専門性の希薄化

大企業の技術職におけるもう一つのデメリットは、ジョブローテーションによって専門性が身につきにくいことがあるという点です。多くの大企業では人材育成の一環としてジョブローテーションを実施していますが、これは同じ企業内で多様な経験を積むのには適しているものの、特定の専門分野の深い知識やスキルを磨くのには必ずしも最適ではありません。

結果として、ジョブローテーションを行う大企業では、転職時に必要とされる特定の専門スキルが身につかない可能性があります。専門性を深めてキャリアを築きたい人にとっては、ジョブローテーションを重視する大企業は必ずしも最良の選択とは言えないかもしれません。そのため、個人のキャリア目標に合わせて企業を選ぶ際には、この点を考慮に入れることが重要です。

大手の技術職はつまらないのか?

「大手メーカーの仕事は本当につまらないのか?」という疑問は、多くの人が抱くものです。確かに、大企業の仕事は安定しており、それが長所とも短所ともなり得ます。

一方で、大企業特有の閉塞感や一定の単調さを感じることもあり、これが「つまらない」と感じる原因になることもあります。資金繰りの不安や常に新しい挑戦を求められるベンチャー企業とは異なり、大企業では安定した業務が多く、これが時に刺激の欠如に繋がることも。

個人的には、大手に転職できて良かったと感じていますが、面白い点・つまらない点に焦点を当てて解説してきたいともいます。

大手の技術職が面白い・良かったと感じる点

ジョブローテーションに伴う問題は一部存在するものの、大手企業に転職してからの私の経験は、専門的な研究ができると言う点で良かったと感じています。

また、大企業で働くことで得られる利点の一つは、高度な専門知識を持つ同僚に囲まれていることです。周囲には知識豊かな人材が多く、日々の業務を通じて多くを学ぶことができます。

さらに、大企業では最新の機器や技術に触れる機会が豊富にあります。これは研究開発の分野で特に重要であり、最先端の設備を使って仕事ができるのは、大きな魅力です。これらの点を考慮すると、大手企業での職務は、専門性を高め、同時に技術的な知見を広げる絶好の機会と言えるでしょう。

大手の技術職がつまらない・悪いと感じる点

私は、大手企業に転職したことについて、多くの良い点を感じていますが、同時にいくつかのマイナス面も経験しています。特に「大企業病」とも言えるような、申請や承認のプロセスの煩雑さは、効率性においてはマイナス点となっています。

大企業では、一つの仕事を進めるために多くの手続きや承認が必要となることが多く、これが作業の遅延を招くことがあります。本来迅速に対応できるはずのタスクでも、複数のステップを踏む必要があるため、仕事の進行が停滞しやすい状況が生まれます。

このような状況は、特に決定の迅速性や柔軟性が求められる場面で顕著になり、大企業特有の障壁として働くことがあります。この点は、大企業での仕事における考慮すべき側面の一つであり、業務効率化や意思決定のスピードを重視する場合には特に注意が必要です。

まとめ

「企業の技術職はつまらない?大手メーカー技術職は勝ち組なのか」について、大手企業の技術職が直面する現実とその魅力について深堀りしました。

まず、大手企業の技術職のメリットとして、安定した高収入、充実した福利厚生、定期的な昇給、強力な労働組合の存在、そして長期の育児休暇などが挙げられます。これらは大企業で働く魅力として大きなウエイトを占めています。

一方で、デメリットとしては、頻繁な転勤、ジョブローテーションによる専門性の欠如、そして大企業特有の煩雑な手続きや承認プロセスの面倒さが指摘されています。これらは大企業での技術職において考慮すべきポイントであり、特に個人のキャリア目標やライフスタイルに合わせた職場選びが重要です。

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