【誰でもわかる】5分で理解 4P分析とは?具体的なやり方まで解説

この記事を書いた人

総合化学メーカーで研究開発・新規事業開発を担当。

化学や事業開発に関する情報を「分かりやすく、深く理解できる」ことを目指して発信中。

昨年は葛藤の中転職活動を行い、最初は苦労するも自らの視座が高まったことから転職活動についても積極的に情報発信しています!

👉【体験談】30代で大手化学メーカー研究職に転職!年収300万UPできた理由

マーケティング

※当サイトは、アフィリエイト広告を利用しています。

新製品開発・新事業検討・異動等に伴い4P分析をされる方、以下のような疑問や悩みを感じたことはありませんか?

今回は4P分析の概要から、具体的なやり方まで図解で分かりやすく解説します。

  • そもそも4P分析って何?
  • 4P分析はどのタイミングでやればいいの?
  • BtoB企業でも必要?
4P分析とは?

「自社の視点で製品をどう売るかを考える」 手法で、自社の製品やサービスの価値を最大化することを目的にしています。マーケティング・ミックスとも呼ばれ、非常に強力なフレームワークです。

BizChem編集部

この記事で分かること

・4P分析とは

4P分析の具体的なやり方

スポンサーリンク

4P分析とは?

4P分析とは 4P分析のステップ やり方 進め方

マーケティングは「誰に」「何を」「どう提供するか」を考える一連の流れです。4P分析はその中でも「どう提供するか」を考える際に用いられる有名な手法(フレームワーク)です。

具体的には市場分析・ニーズ調査・他社との差別化・ポジショニング等を通じて製品・サービスが決定されます。

そして4P分析を行うことでその製品・サービスの価値を最大化します。(顧客にとって最も価値の高いものにする。)

4P分析は非常に有名な手法であるため、マーケティング=4P分析をする。という誤った認識を持たれることもあります。しかし4P分析は製品やサービスの構想(誰に、何を)が決まった後半の段階で実施するものになります。

マーケティングは市場分析、ニーズ調査など実施項目が非常に多いためこのような流れを理解することがとても大切です。

スポンサーリンク

4P分析のやり方

4P分析の要素 4P分析の項目

4P分析はProduct(製品)・Price(価格)・Place(流通チャネル)・Promotion(プロモーション)の頭文字を示したものになります。

4P分析ではこの4つのPを考えることで製品・サービスの価値を最大化させます。

Product:製品

製品そのもののブランディングをします。よくある誤りとして「どのような製品を開発するか」ということを考えてしまいます。しかし4P分析をする時点では既にどのような製品を開発するかは決められています。

ここではその製品自信の価値を最大化することを考えます。

例えばシャンプーを開発する場合は、パッケージ・容量・デザイン・ブランド名などを考えます。そして顧客がその製品を見た時「この製品を買えば私の困っていることや自己実現が達成できる」という状態を作り出します。

Price:価格

ターゲットに応じて適切な価格を設定します。また上図のステップ3の時点でSTPの策定(T:ターゲッティング)で定めたターゲットに応じた価格設定が必要になります。

例えば20代をターゲットとしたシャンプーを開発する場合、40代向けとは適切な価格が変わります。

またProduct(製品)で定めたブランドイメージとの整合が必要になります。高級なブランドイメージであればある程度高めの設定が顧客にとって価値を感じるポイントになります。

Place:流通

製品を市場に流通されるための流通経路や販売する場所を設定します。例えば百貨店・コンビニ・スーパー等です。こちらもブランドイメージ等と合わせて検討する必要があります。例えば百貨店でしか取り扱わない商品であれば高級感やこだわっている印象を与えることができます。

Promotion:販売促進

製品をどうように顧客に認知させるかを考えます。どれだけいい製品でも「認知されなければ存在していないのと同じ」とみなされます。手段としては広告・CM・メルマガ等あります。ただ認識されれば良いのではなく、ブランドイメージによってどのように認識させるのも重要になります。

スポンサーリンク

BtoB企業における4P分析

機械・素材・化学メーカー等のBtoB企業にとって4P分析の重要性が低いことが多いです。

例えば自動車部品メーカー(ウインドウ、エンジン、ブレーキなど)はすでに顧客や流通ルートがある程度決められております。また製品のブランドイメージよりもその製品が顧客の要求品質をどれだけ満たしているかが重要になります。そのため、BtoB企業では市場調査・顧客のニーズ調査・自社他社の理解が最も重要になります。

ただしソフトウェアの開発、コンサルティング等のBtoB企業においてはどのように認知されるかが重要になりますので、提供する製品・サービスの形態を理解することが重要です。

今回マーケティングで最も有名な手法の1つである4P分析の概要を見ていきました。4P分析はあくまでマーケティングで使う手法の1つであるため、「どのタイミングで使うのか」「何を分析するのか」ということを理解している必要があります。

まとめ

今回マーケティングで最も有名な手法の1つである4P分析の概要を見ていきました。4P分析はあくまでマーケティングで使う手法の1つであるため、「どのタイミングで使うのか」「何を分析するのか」ということを理解している必要があります。

また4P分析は一般に4C分析と並行して進められます。4P分析は自社目線での分析であるのに対し、4C分析は顧客目線の手法になります。こちらも非常に重要で必須のフレームワークですので合わせて学んでください。

コメント