英語には日本語訳は同じ意味でも、使い方が異なる単語が数多くあります。
今回は日常会話でも頻繁に登場する、「~ような」を表す、「likeとsuch as」の違いについて解説していきます。
同じ日本語訳でもこういったニュアンスや使い方を理解することは英語の上達には非常に重要ですので是非参考にしてください!
わかりやすさと情報の情報の正しさを追求するため、アメリカ人の同僚と議論した上で執筆しています。
まずはlike/such asの違いを30秒で理解
それではlikeとsuch asの違いを早速見ていきましょう。
この2つの言葉は同じように使われることも多い単語ですが、実は明確な違いがあります。
簡単にまとめましたので、まずは以下を抑えてください。
1.「such as / like」は「~のような・例えば~」と、同じ日本語訳
2. Such as はより具体的なイメージ
3. Like は漠然としたイメージ。「とりあえず例えるなら」のようなニュアンス
4. such as はよりフォーマルなニュアンス
以上のことを踏まえ、まずは日本語の例文で比較をしてみましょう。
日本語例文1:大都会に住みたいな。例えば新宿とか、渋谷とか!(新宿とか渋谷みたいな。)
上のような「例えば、~のような」を表す時、such as と likeはどちらが適切でしょうか?
答えは「どちらも正解ですが、ニュアンスで使い分ける」です。
まず「such」ですが、「such」はより具体的なイメージです。
そのため、大都会に住みたい、例えば渋谷とか新宿とか!(実際に住みたい候補に渋谷とか新宿が入っているイメージです。)
では「like」はどうでしょうか?
「like」そこまで具体的ではなく、ある程度漠然としたイメージです。
そのため、大都会に住みたい。渋谷とか新宿とか。(別に渋谷とか新宿ではなくてもいいけど、例えばそんな場所!)
という感じで漠然としたイメージで例を出している印象です。
このようにsuch as とlikeは日本語訳は同じですが、その時のニュアンス(話し手のイメージ)が異なる点を抑えてください。
such as / like ビジネス、フォーマルの場ではどっちがいい?
結論から言うと、どちらも頻繁に使われます。
しかしアメリカ人の同僚いわく、「such as」の方がより適しているとのことです。
この理由としては、likeは「ある程度漠然としたイメージで、具体性が欠ける」からだそうです。
そのため、ビジネスの場のように、「例えばこんなものがあります」、と相手に提案したり、説得するような場では「such as」が適しています。
例文でlike such as の違いを理解しよう
最後に例文で2つの違いを理解しましょう!
2つの違いの重要なポイントは「例えばが具体的か、漠然としたイメージか」という点です。この点を意識して例文を確認してください。
Yumi enjoys outdoor activities like hiking, kayaking, and bird-watching.
ユミはハイキング、カヤック、バードウォッチングなどの野外活動を楽しんだ。
漠然とこれらのものを楽しんだイメージです。そのため必ずしもそれぞれの活動を楽しんだニュアンスではありません。
Yumi has many hobbies, such as painting, writing, and sculpting.
ユミは絵を書いたり、執筆したり彫刻をする趣味がある。
Such asは具体的なイメージです。
そのためユミの趣味には絵を書いたり、執筆することが実際に含まれていることを意味しています。
ここがlikeの場合、必ずしも趣味とは言えないけど、「ときどきやることはあるな~」ぐらいなニュアンスを含みます。
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