この記事では、元々理系(特に化学)を大学で専攻していたが現在は営業職についている方を対象に、営業職から研究職への転職が可能かどうか、その過程で考慮すべきポイントについて解説していきます。
- やっぱり研究職に就きたい!
- 大学で学んだ知識を活かした仕事がしたい!
実際に営業職から研究職へ転職ができた、筆者の経験を踏まえて解説します。
中堅化学メーカーで製造・研究開発・営業を経験。営業期間が長く、研究開発に戻りたいという思いから転職活動を開始。業界最大手の化学メーカーへ転職し、年収300万以上アップに成功しました。実体験を基にキャリアアップに関わる情報を発信。
私が転職に成功したのはリクルートエージェントでした。最初に内定を頂いたのは転職開始から1ヶ月。企業スカウトを上手く活用できれば最短で転職できます。
順位 | サービス名 | 特徴 | おすすめ度 |
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転職を検討する理由や背景
営業職から研究職への転職を検討する理由は人それぞれですが、一般的なものとして以下のような背景が挙げられます。
- 大学で学んだ専門知識を活かした仕事がしたい
- 研究に関心があり、研究職でキャリアを築きたい
- 営業職のストレスやノルマに疲れた
私は営業を3年経験した際に転職を決意しました。今後のキャリアについて真剣に考え、退職まで仕事をするなら「営業」より「研究」が良いと思ったからです。
研究職はやはり専門性が求められる職業です。そのため、社会人で研究職経験が無い方には難しい転職活動になることを覚悟しておいてください。
営業職から研究職へ転職するメリット
営業職から研究職への転職には、それぞれの職種の特性や個人のスキルによって、メリットとデメリットが存在します。ここでは、代表的なメリット挙げてみます。
- 大学で学んだ専門知識を活かし、自分の興味を仕事に結び付けられる
- 営業職で培ったコミュニケーション力が、プロジェクト推進やチームワークに役立つ
- 営業職で身についたプレゼン能力が、研究発表やユーザーとの打ち合わせ・報告に役立つ
- 営業で身についたタスク管理能力により、計画的に仕事を進めることができる
私も社内外での交渉ごとや、タスク管理能力は今の仕事でも非常に役立っています。営業は仕事量が多いので、それらをこなすスキルを身についていれば、他の職種でも活躍できる場は多いように感じます。
営業職から研究職へ転職するデメリット
続いて営業から研究職へ転職する場合の、代表的なデメリットです。
- 現在の営業職とは異なる環境や仕事内容への慣れ・専門知識の習得に時間がかかる可能性がある
- 研究職に求められる専門知識や技術が十分でない場合、研究職への転職が難しいことがある
- 研究開発のプロジェクトは長期間にわたることが多く、営業職と比べて成果が出るまでに時間がかかることがある
- 営業職から研究職への転職によって、給与や待遇が変わる可能性がある
ブランクがあれば、それだけ転職は難しくなってしまいます。また、専門知識を一から学ぶのは非常に大変なため可能な限り「大学の専門に近い」仕事を選ぶのが良いと思います(専門知識の習得については私自身も現在苦労しています)。
営業職から研究職への転職を検討する際には、自分のスキルや経験、求めるキャリアパスや働き方などを総合的に考慮することが重要です。
研究職への転職に必要なスキル
営業職から研究職へ転職するには、研究職で求められるスキルを身につけることが重要です。
また、既に持っている専門知識や営業職で培ったスキルをどのように活かせるかも考慮しておくと良いでしょう。
大学で学んだ専門・営業で得た知識を活かす
まず、大学で学んだ理系の知識をどのように活かせるかを見極めましょう。上記した様に、可能な限り自分が学んだ専門分野の研究をしている企業への転職を考えることが重要です。
また、実際に営業で扱った製品で「同業者への転職」であれば、ユーザーや他社の幅広い知識を持っているため、重宝される可能性も高いです。
研究職で求められるスキル
研究職に求められるスキルは、専門分野や業界によって異なりますが、一般的なものとして以下のようなものが挙げられます。
- 分析・評価能力(データ分析や実験結果の評価)
- 論文執筆やプレゼンテーションスキル(研究成果の発表や共有)
- プロジェクト管理能力(研究プロジェクトの進行管理やリソース調整)
- コミュニケーション能力(チーム内外との連携や意思疎通)
- 英語力(海外の研究者とのコミュニケーションや論文読解)
以下の記事に、化学メーカー転職に役立つスキルをまとめています。参考にしてみてください。
営業職で培ったスキルが研究職でも役立つケース
上記下いくつかの内容と重複する部分もありますが、営業職で培ったスキルも研究職において役立つ場合が多々あります。
- コミュニケーション能力(チーム内外との連携や意思疎通)
- ネゴシエーションスキル(研究プロジェクトの予算やリソースの調整、外部との協力関係構築)
- タイムマネジメント(研究プロジェクトの進行管理やスケジュール調整)
- プレゼンテーション力(研究成果の発表や説明)
- 顧客対応力(研究成果を活用する企業や機関とのコミュニケーション)
これらのスキルは、研究職でのチームワークやプロジェクト遂行に役立ちます。
営業職から研究職への転職を成功させるためには、研究職で求められるスキルを習得することはもちろん、自分が持っているスキルや経験をどのように活かせるかを考えることが大切です。
転職におすすめな企業の特徴
営業職から研究職に転職をする場合、以下のような点に注目して、転職先を選ぶと良いでしょう。
ジョブローテーションを推奨している会社
ジョブローテーションを推奨している会社は、職種や業界の変化に対応できる「幅広い経験を持った人材」求めています
そのため、ジョブローテーションを推奨している企業は、営業の経験を評価してくれる傾向にあります。
私の会社もジョブローテーションを推奨しています。研究職でありながらユーザーと打ち合わせをする機会が多い部署です。そのため、営業経験があることを大きく評価してもらえました。
研修制度が充実している会社
新しい業界・職種に飛び込む場合、まったく異なる知識やスキルを身につける必要があります。
そのため、研修制度が充実している会社は、安心して新しい環境に慣れることができるでしょう。
事業が多角化している会社
事業が多角化している会社は、転職者にとって魅力的なポイントがあります。自分が携わる業務だけでなく、他の部署や事業にも触れる機会があります。
そのため、営業の経験を活かし、円滑に業務を遂行できる機会が多くあります。
適切な転職サービスを利用する
営業職から研究職への転職を成功させるためには、適切な転職サービスを受けることも重要です。
転職サービスを利用することで、自分に合った企業・職種の紹介、履歴書・職務経歴書の添削、面接対策など、転職活動全般にわたるサポートを行ってくれます。
転職エージェントをおすすめするポイント
私が一番におすすめしているのは転職エージェントです。転職エージェントでは転職にまつわる以下の様な内容をしっかりサポートしてもらえます。
- 転職に関わる面倒ごとを任せたい
- 書類作成や面接対策の相談をしたい
- 客観的に自分の市場価値を知りたい
- 化学系メーカー(専門業界)の情報が欲しい
化学系メーカー(専門業界)に詳しいキャリアアドバイザーが在籍するサービスが多数あります。業界情報を知ることで、スムーズに転職も進めることが可能です!
転職サポートを受ける際には、自分のキャリア目標や希望条件を明確に伝え、積極的に相談や質問を行いましょう。
また、複数の転職エージェントに登録すれば、幅広い情報やサポートを受けれるのでおすすめです。
おすすめ1位はリクルートエージェント

おすすめ度:★★★★★
公式サイト:https://www.recruit.co.jp/
リクルートエージェントは転職エージェント業界でもNo1の実績を持っています。求人数が非常に多く、独占求人も多数あります。
私も実際にリクルートエージェントで転職に成功しました。エージェントの方が化学系出身と言うこともあり、業界の内情に詳しく的確なアドバイスをもらえました。
職務経歴書の作成・面接対策・年収アップのコツなど、様々な面でサポート頂けたのも有り難かったです。業界最大手と言うだけあり、様々なジャンルの優秀な専門のエージェントが在籍しています。
転職エージェントの詳しいランキングについては以下の記事に記載しています。筆者の実体験も載せていますので、是非参考にしてください!
まとめ
営業職から研究職への転職は非常に難しい道ではありますが、決してチャンスが無いわけではありません。転職に向けた適切な準備が重要です。
まず、自分のキャリア目標や希望条件を明確にし、現在のスキルや経験をどのようにアピールできるか考えることが大切です。また、研究職で求められるスキルを習得し、営業職で培ったスキルが研究職でも役立つケースをしっかり理解する様にしましょう。
さらに、適切な転職サポートを受けることも重要です。転職エージェントの選び方や活用方法を把握し、自分に合った企業や職種を見つけることが求められます。
最後に、転職活動のポイントと注意事項を押さえ、面接対策や自己PRの準備を怠らないことが成功へのカギとなります。営業職から研究職への転職に挑戦する際には、今回提供した情報を参考にして、計画的かつ効果的な転職活動を進めていきましょう。
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