英語には日本語訳は同じでも、使い方が異なる単語・表現が数多くあります。
今回は日常会話でも頻繁に登場する、「できる、できた」を表す、 「Can」「Be able to」「Could」「Was able to」の違いについて解説します。
英語の上達にはこういった表現のニュアンスを理解することは重要ですので、是非参考にしてください!
わかりやすさと情報の情報の正しさを追求するため、アメリカ人の同僚と議論した上で執筆しています。
「Can」「Be able to」「Could」「Was able to」の違いを1分で理解しよう!
「Can」は能力や可能性を表す一般的な単語で、現在または一般的な能力を示します。
「Be able to」も同様に能力を表しますが、全ての時制で使うことができます。
「Could」は「Can」の過去形または丁寧な表現として使われます。
「Was able to」は過去の特定の状況やイベントでの能力を表します。
例文を使ってこの違いを理解しよう
【Can】
- “I can swim.” (私は泳げます。)
- “Can you help me?” (手伝ってくれますか?)
- “She can speak three languages.” (彼女は三つの言語を話すことができます。)
【Be able to】
- “I will be able to finish the project tomorrow.” (私は明日プロジェクトを終えることができます。)
- “He was not able to attend the meeting.” (彼は会議に出席することができませんでした。)
- “They are able to solve the problem.” (彼らはその問題を解決することができます。)
【Could】
- “Could you pass the salt, please?” (塩を取ってくれますか?)
- “I could run fast when I was a kid.” (子供の頃、私は速く走ることができました。)
- “He said he could come to the party.” (彼はパーティーに来ることができると言いました。)
【Was able to】
- “I was able to finish the report on time.” (私は時間内にレポートを終えることができました。)
- “She was able to catch the last train.” (彼女は最終電車に乗ることができました。)
- “They were able to win the game.” (彼らは試合に勝つことができました。)
フォーマルな場合はどれを使うのが適切?
全ての単語はフォーマルな場面でも使用可能ですが、「Could」は特に丁寧な表現を求められる場面でよく使われます。
また、「Be able to」は全ての時制で使うことができるため、文章を書く際にはとても便利です。
その他の似た英単語を紹介
「Can」、「Be able to」、「Could」、「Was able to」に似た表現としては、「May」(可能性を表す)、「Might」(可能性を表すが、確率は「May」よりも低い)、「Must」(必要性または確信を表す)などがあります。
まとめ
「Can」、「Be able to」、「Could」、「Was able to」は全て能力や可能性を表す表現ですが、使い方や文脈によって使い分ける必要があります。
「Can」は一般的な能力を、「Could」は過去の一般的な能力または丁寧な表現を、「Be able to」は全ての時制の能力を、「Was able to」は過去の特定の状況やイベントでの能力を示します。
これらの単語を適切に使い分けることで、英語表現がより豊かになります。
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