転職や就活で研究開発職を検討している方、こんな疑問を持っていませんか?
・研究職って出張の機会はあるの?
・会社に篭って研究してるイメージ
・海外出張もありますか?
実は、研究開発職も出張をする機会は少なくありません。
現役研究開発職の私がご紹介!
「どんな出張」が多くて、「どれくらいの頻度」で出張しているかを、分かりやすく解説します!
研究職は出張が多い?頻度は?
結論から言うと、研究職の出張頻度は「皆さんが思っているより多い」と思います。
まずは、出張頻度について詳しく解説します!
出張頻度
実際の昨年の私の出張日数は「1年間で43日」でした。
おおよそ「1月に3〜4日」程度出張しています。
1週間に1回程度は出張があると考えると、決して少なくは無いように思いますね。
今回は宿泊・日帰りの両方をカウントしました。色々な出張パターンがありますが、宿泊と日帰りの頻度は半々くらいかと思います。
コロナ以降はリモートでの打ち合わせで対応できることも増えました。リモートが普及していなければ、もっと出張は多かったかもしれません..
私だけが多い訳ではなく、知人やネットなどの情報でも「研究職の出張は少なくない」と言う結論ですね。
出張手当はどのくらい?
私の会社の手当は決して多くありません。
ホテル代は一律費用が頂けるパターンですが、1万円にも満たない額です…
コロナ後でホテル価格は大きく変わっているため、設定額のホテルが見つからないことも多いです。時代に合わせて見直しして欲しいものです。
また、出張手当は1日2千円程度。
今のご時世、朝昼晩食べてれば普通にマイナスです。
お金の面だけで言えば、残業した方がよっぽどお得ですね。
⚫︎海外出張はありますか?
私はこれまであまり縁がなかったのですが、海外出張も増えてきました。
昨年は1件でしたが、今後は年に1〜2回は入ってきそうです。
出張先はやはりアジア圏が多いです。欧米諸国への出張も頻度は少ないですが、時々あります。
業界にも寄るとは思いますが、研究職は海外出張も少なくないようですね。
研究職はどんな出張が多い?
私の場合「顧客関連」・「社内関連」・「展示会・講演関連」の大きく3つに分かれます。
それぞれの出張について説明していきます。
顧客関連の出張
頻度が一番多いのが顧客との打ち合わせです。
開発に関する技術打ち合わせ
顧客との商品開発が進めば、自ずと打ち合わせの機会は増えてきます。
試作・評価内容ついて打ち合わせ、製品改良の必要性や、今後どのように進めるかを話し合います。
優先度が高く、技術的に頭を悩ませることも多いです。
現場での試作に立ち会い、助言やフォローをするようなこともあります。
商品にして売り上げに直結するためにも、とても大切な出張です。
最終製品に近い製品を扱っている研究職ほどこう言った出張は多くなります。
問い合わせ対応・製品紹介
「新規顧客」や「既存顧客」に対し、営業だけでは受け答えが難しいような、技術的な打ち合わせの際に出張します(相手も技術職の場合など)。
問い合わせ内容は様々ですが、以下のような内容です。
- うちの商品に使いたいけど、どう言ったものが適しているか?
- 製品を試してみたけど上手くいかない、何が原因かな?
情報交換など
顧客や関連会社との情報交換・定期訪問などの機会も多いです。
お客さんと仲良くなっていれば、新たな情報が増えますし、そこから新規に採用してもらえると言うケースもあります。
研究職でもお客さんのところへ訪問する機会は多いんですね!
社内関連
続いて多いのが社内関連の出張だと思います。
社内会議
最近ではリモートでの会議も増えてはきましたが、まだまだ現場に集まっての出張はあります。
主に、定期的に開かれる大きな会議・プロジェクト関連の時などです。
工場のサポート
工場での試作などの際のサポートで出張することもあります。
量産になった際、目的の性能が出るかなどの確認を行います。
社内研修
後は、社内研修などで本社に出張するパターンです。
こちらもリモートや動画視聴などのが増えてきたので、以前よりは減ってきたイメージです。
展示会・講演関連
展示会
開発のヒントや情報収集のために訪問します。
大きいイベントでは、東京ビックサイトや幕張メッセなどで行われています。
展示会は関連する企業が一箇所に集まって、新しい技術などを紹介しているため、効率よくトレンドを知ることができます。
新たな分野・業界を知るのにも役立ちます。
お客さん相手などではないので、比較的気軽な出張です。
講演会・セミナー
スキルアップや勉強のための出張です。
資格取得のための出張などもあります。
忙しくなってくると、セミナーなどへの出席が難しくなることもありますが、時間を見つけて自身のスキルアップに繋げたいですね!
まとめ
研究職の出張頻度・種類について解説しました。
おそらく、皆さんが思っている以上に、研究職は出張する機会も多いです。
出張の種類も様々!研究で会社に篭りっぱなしと言う訳ではなく、お客さんと話す機会も多いです。
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